【HSBC香港】サイン不一致で書類が受理されない時の対処法

  • 2022.12.16

登録情報を変更

HSBC香港では、下記の各種手続きをする時、口座開設時に登録したサインを求められます。

  • 個人情報の変更
  • 口座解約手続き
  • 口座凍結の解除申請
  • ATMカードのロック解除申請
  • インターネットバンキングのロック解除申請
  • 定期預金解約
  • その他すべての手続き

サインが完全に一致しなければ、本人が手続きしたと見なされないため、いかなる理由をもっても手続きは受理されません。ここでは、サイン不一致と認定されてしまう理由と対処法についてまとめています。


間違えてしまう人がやりがちなミス

1.漢字で登録したかローマ字で登録したか忘れた


2.カッコよく筆記体で登録したが、書き方を忘れてしまった


3.芸能人のようなオリジナルサインを登録してしまった


4.アルファベットの大文字、小文字を織り交ぜたサインを作ってしまった


5.漢字の「ハネ」や「ハライ」の角度や勢いに違いがある

不一致になってしまう多くの人は、10年以上も前に口座開設したため記憶が曖昧で思い出しようが無い場合が多く見受けられます。

漢字で登録したのか、ローマ字で登録したのかくらいは思い出したいところですが、それすらも思い出せない場合、あらゆるパターンを創作し何度も再送付してトライするしかないため、時間もかかる上に外れる確率が高く厄介です。

日本では、印鑑文化があるため銀行手続きや契約書など印鑑が合っていればよいですが、海外では手書きのサインがこれに当たるため、海外での本人確認の方が難易度は高いと言えます。

そのため、外国人はサインの書き方を練習する教育を受けていますし、サインを登録するときは写真に残して再現できるように保管することが常識です。

実印が違えば銀行のお金をおろせないように、海外ではサインの一致こそが本人確認の全てであり、これが不一致と判断されると一切の手続きが通らないのです。

英語が流暢に話せたとしても、サインが一致しなければ手続きはできない

何度もサインを変えてトライしても違うと言われて心が折れてしまい、電話でなんとか受理してもらおうとする人がいます。

しかし、どんなにネイティブ並みの流暢な英語を話したとしても電話の本人証明と、申請書の本人証明は全く違う審査方法なので、銀行のルール上、サインが一致しなければ書類を受理することはできません

電話ではHSBC行員が携帯電話にその場でショートメッセージに6桁の数字を送信し、それを口頭で答える形式ですが、これはサインが一致したこととは無関係。今電話をしているのは本人であるという証明にしかなりません。

電話はあくまで問い合わせを受け付けるために行うものであり、各種申請自体を受け付けてはくれません。

という銀行のシステム上電話での解決は100%無理であるため、潔く諦めましょう。

サインが合わない時の3つの対処法

1.一度に5種類以上、同じ申請書を送る(さまざまなパターンで制作)

各種申請書は、HSBC香港のホームページからダウンロードし印刷します。

そしてそれを国際郵便(Air Mail)でHSBC香港へ送付することになりますが、国際普通郵便は片道早くても3~5日かかりますので書類の受理、審査、回答まで1週間~10日はかかることになります。

今はコロナ禍ということもあり運輸便数も減っているため、さらに遅延している場合もあり、そうなると1回で1つのサインの審査を待っていては一致するまでに長い年月がかかり効率が非常に悪いです。

そのため、一致の確率を上げるため、同じ封筒内に最低5種類のサインを同封しましょう。


5種類では不安という場合は、8種類でも10種類でも構いません。

・漢字のハネ違いバージョン
・アルファベットバージョン
・筆記体バージョン

どれか一つ一致すれば良いわけなので考えられるサインを全て書き起こし送りつけます。

これで各段に一致確率が上がるため、時間短縮にもなり効率的です。

2.申請書の余白にサインを記入する

海外の契約書などの重要書類は、読んだことを証明するため書類の余白にサインをするのが一般的です。サインをする場所は、用紙の一番下の余白がスタンダードです。

ページが複数枚ある場合は、すべてのページの裏表の一番下の余白に記載する必要があります

このサインが無い申請書や契約書はたとえ、本サインが一致していたとしても不受理となりいつまでたってもサインが一致しないという通知が届くことになります。

日本には無い文化なので多くの人が書き漏れていますが、非常に重要なことですので忘れずにサインを記載しましょう。このサインも、本人確認サインと同じサインであることが必要です。

3.パスポートを添付する

各種申請は、申請書だけでなくパスポートのコピーが必要となります。
パスポートのコピーの余白にももれなくサインを記載しましょう。

これら3つの対処法を全て実施することで、サインが受理される可能性が格段に上がります。

自力でやって解決しない場合

もしも、申請書が何度送ってもサイン不一致となれば、もはや窓口に行って直接手続きするしかありません。

しかし、香港は2022年ゼロコロナ対策中で渡航制限がまだまだ厳しいのが現状です。
もしも、早急に解決したい場合や途方に暮れている場合はこちらのサポートがおススメです。

  • 2022.12.16
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