【HSBC】マネロン抜き打ち調査がきたら

  • 2022.04.29

HSBCから連絡がきた

HSBC口座を保有していると突然、銀行から謎のメールが届くことがあります。

英語で何が書いているかわからないということで放置していると、口座が凍結されてしまうこともあるので早め対処する必要があります。

この記事では、HSBCから届いた謎のメールの解読と、対処法をご紹介します。

謎のメールの内容とは

実際にHSBCから届くのはこんなメールです。

このショートメールに加えて、Eメールにも詳しい内容が送られてきます。

Eメールの内容

    Dear Customer 
    To protect you from criminal activities, we need your help to share your updated information with us before dormant account(s) reactivation. Therefore, we’ve applied some temporary restrictions on your account(s).  HSBC is committed to meet our strict standards in controls against financial crime, which is the vital role played by banks and other financial institutions in safeguarding the integrity of the financial system. For this reason, knowing you better is key to protecting you from criminal activities and it’s our job to make sure all information we have about you is accurate, up-to-date and complete.〈以下省略〉 

内容を要約すると、

「あなたの口座保護を目的として、個人情報の更新をする必要があります。更新できるまでは、取引の制限をかけています。制限を解除するためには、HSBCに電話をして個人情報の更新をする必要があります」

つまり、「あなたの口座を制限しました」という事後報告。

“To protect you from criminal activities” この英文が目安になります。

このように、抜き打ち調査では、何の前触れもなく突然、口座制限をかけられそして調査を強要してきます。

この通知がきた時点で、すでに口座の入出金、送金に制限がかかっています。直ちHSBCに連絡しなければいけません。

抜き打ち調査の目的

この調査の目的は、お察しの通り”マネーロンダリング対策”です。

もし、HSBCがマネーロンダリングに関与していることが金融監督当局に指摘された場合、HSBCは制裁として数十億円というケタの賠償金を支払うことになります。

2021年12月17日には、HSBC(UK)のマネーロンダリング(資金洗浄)対策に不備があったとして6395万ポンド(8520万ドル)の罰金を科したと発表しています。

そのため、HSBCは疑わしい取引がある、ないに関係なくこのような「抜き打ち調査」を行います。
心当たりがあっても無くても、調査からは免れません。

HSBCに限らず、世界中の銀行でこのマネーロンダリング対策の強化が実施されています。

HSBCではその調査の1つとしてこの様なメールを送ることがあります。

送信される対象者はランダムで、疑いをかけられているわけではありません。

「残高の大小」や「取引頻度」は全く関係ありません。
ほとんど口座を活用していない方にも送られてきます。

メールが来た時(抜き打ち調査)の対処法

HSBCから前述のメールが届いた場合、必ずHSBCの抜き打ち調査対応デスクに電話をしなければいけません。
メールでは対応してくれません。

HSBC香港カスタマーサポートデスク(直通)
電話番号 +852-2233-3064
対応時間:月~金10:00~19:00、土10:00~14:00(日本時間)
通話料金:57円/30秒毎(国際電話)
対応言語:英語 広東語 北京語 (日本語対応はありません)

通常のカスタマーデスクの電話番号では無いのでご注意ください。

調査を受ける時は

・銀行の規則に反する内容
・本人確認を連続で間違える
・文句、クレーム等

など発言すると、さらに強い規制を受けることになりますのでご注意ください。

もし、自身で対応するのが難しいと感じた方は、HSBC日本人サポート企業がありますので依頼するとスムーズに対応してもらえます。

  • 2022.04.29
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